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著者: miyauchi(本サイト・各ツールの開発者)

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特設パックはお得か?UR期待値からアクセサリの実質価格を計算する

マスターデュエルの特設パックに含まれるカードを通常パックのUR期待値へ換算し、セットの支払額から差し引いてアクセサリの実質価格を求めます。20連、3,000ジェム、UR確定2枚の例を、計算式とツールの使い方付きで解説します。

マスターデュエルの特設パックには、カードパックとアクセサリが一つのセットとして含まれることがあります。 セット全体の価格だけを見ても、アクセサリへ何ジェムを支払っているのかは分かりません。 そこでカード部分を通常パックのUR期待値へ換算し、支払額との差をアクセサリの実質価格として求めます。

この記事の計算は、特設パックから得られるカードの価値を「同じUR期待値を通常パックで得るために必要なジェム」として評価します。 欲しいカードを直接引ける確率や、アクセサリそのものの好みは含めません。 比較する対象をURの枚数へ揃えることで、特設パックのカード部分とアクセサリ部分を分けて読めるようにします。

通常10連のUR期待値

MD パックシミュレーターでは、通常10連を80枚のカードとして扱います。 最後の1枚を除く79枚は1枚あたり2.5%、10パック目の最後の1枚は20%でURになる前提です。 したがって、通常10連のUR期待値は次の式で2.175枚になります。

79枚 × 2.5% + 1枚 × 20% = 2.175枚

期待値は「10連すれば必ず2.175枚引ける」という意味ではありません。 同じ条件の開封を多数繰り返したとき、1回あたりの平均が2.175枚へ近づくという意味です。 実際の1回では0枚のことも、3枚以上のこともあります。

UR確定1枚は通常枠より0.8枚多い

特設パックのUR確定枠は、10連最後の「SR以上確定」1枠が「UR確定」に変わるものとして計算します。 元の枠にも20%のUR期待値があるため、確定によって増える期待値は1枚ではありません。 100%から元の20%を引いた0.8枚が、UR確定1枚あたりの上乗せです。

UR確定1枠の上乗せ = 100% − 20% = 0.8枚

この差を考慮しないで「UR確定2枚だから2枚を追加する」と、通常枠に元から含まれる0.4枚を二重に数えてしまいます。 特設パックの価値を過大評価しないため、追加分だけを通常10連の期待値へ足します。

20連、3,000ジェム、UR確定2枚の計算例

20連には通常10連が2回分含まれます。 通常部分のUR期待値4.350枚へ、UR確定2枚による上乗せ1.6枚を加えると、特設パック全体のUR期待値は5.950枚です。

2.175枚 × 2回 + 0.8枚 × 2枠 = 5.950枚

5.950枚 ÷ 2.175枚 × 10連 = 約27.4連

約27.4連 ÷ 10連 × 1,000ジェム = 約2,736ジェム

3,000ジェム − 約2,736ジェム = 約264ジェム

この条件では、カード部分が通常パック約27.4連、約2,736ジェム相当です。 支払額3,000ジェムとの差である約264ジェムが、アクセサリの実質価格になります。 アクセサリに264ジェムを支払ってもよいと考えるなら、通常パックとの比較では購入を検討しやすい条件です。

MD パックシミュレーターの特設パック期待値画面。20連、3,000ジェム、UR確定2枚の入力に対して、通常パック換算27.4連、カード部分約2,736ジェム、アクセサリ約264ジェムと表示されている
MD パックシミュレーターで同じ条件を入力した結果です。 入力値はURLにも保存されるため、条件を変えた比較結果を共有できます。

UR確定枚数で実質価格はどう変わるか

20連と3,000ジェムを固定し、UR確定枚数だけを0枚から2枚へ変えた結果を比べます。 UR確定が1枚増えるごとにカード部分の価値は約368ジェム増え、アクセサリの実質価格は同じだけ下がります。

UR確定UR期待値カード価値アクセサリ実質価格
04.3502,000ジェム1,000ジェム
15.1502,368ジェム632ジェム
25.9502,736ジェム264ジェム

UR確定0枚なら、20連のカード部分は通常20連と同じ2,000ジェム相当です。 残りの1,000ジェムをアクセサリへ支払う比較になります。 UR確定2枚なら実質価格は約264ジェムまで下がるため、同じ販売価格でも確定枠の数が判断を大きく変えます。

この換算で比較できないもの

この方法は、UR期待値を基準にした通常パックとの比較です。 特設パックに特定の収録カードがある場合、そのカードを欲しいプレイヤーにとっての価値はURの総枚数だけでは決まりません。 所持済みURを引いたときの分解CP、生成したいカード、ロイヤル加工の価値も計算対象外です。

次回10連のUR確定、いわゆる天井も含めていません。 天井は直前の10連でURを引かなかったという状態に依存し、単発の特設パックだけを通常10連へ換算する式とは条件が異なるためです。 比較結果は「特設パックの総合的な価値」ではなく、「カードをUR期待値で評価したときのアクセサリ価格」として使います。

MD パックシミュレーターで条件を変える

実際のセットに合わせて計算する場合は、MD パックシミュレーターの「特設期待値」タブで、提供される連数、販売価格、UR確定枚数を入力します。 計算結果には通常パック換算、カード部分の価値、アクセサリの実質価格、特設パックのUR期待値が表示されます。

MD パックシミュレーターで特設パック期待値を計算する

参考情報

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