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3つのツールを組み合わせたデッキ調整の流れ

初動率の検証、展開ルートの練習、対戦結果の記録という一連のデッキ調整を、Opener Rate、Duel Simulator、duel-logger を組み合わせて回す実践的な流れを紹介します。

遊戯王のデッキ調整は、構築を組んだ時点で終わりではありません。初動がどれくらい安定するかを検証し、実際に展開できるかを手を動かして確認し、対戦で使ってみた結果を振り返る、という一連の作業を繰り返して構築を詰めていくものです。Opener Rate、Duel Simulator、duel-logger の3つのツールは、それぞれこの調整の異なる段階を担っています。この記事では、3つを組み合わせてデッキ調整を回す実践的な流れを、ステップごとに紹介します。

ステップ1: Opener Rate で初動率を数値で確認する

構築案ができたら、まず Opener Rate で初動率を計算します。手札の枚数や採用カードを入力してパターンを登録すれば、初手でその展開が成立する確率を数値で確認できます。感覚で「引けそう」と判断する前に、まず数字で当たりを付けておくということです。

採用枚数を1枚増減させて計算し直すだけで、初動率がどう変化するかをその場で比較できるため、複数の構築案を並べて検討する段階でも扱いやすいツールです。具体的なパターンの登録手順はパターン設定の記事で解説しています。デッキに金満で謙虚な壺を採用している場合は計算方式の扱いが変わるため、壺の採用があるデッキの初動率計算の記事もあわせて確認してください。

Opener Rate の計算結果パネル。全体成功率とラベル別成立率が33.76%になっている画面
Opener Rate の計算結果画面です。採用枚数を変えながら計算をやり直し、初動率の変化を数値で比較します。

ステップ2: Duel Simulator で展開ルートを手を動かして確認する

初動率が高い構築案が見えてきたら、次はその構築で実際にどう展開するのかを Duel Simulator で確認します。初動率の計算は「引けるかどうか」までしか示さないため、引いた札からどう手順を組み立てて着地するのかは、実際に盤面を動かしてみないと分かりません。

遊戯王ニューロンで作った構築のデッキ画像をそのまま読み込めるので、Opener Rate で検討した構築をすぐに盤面へ反映できます。読み込みからカード操作までの基本的な流れは基本ガイドの記事で解説しています。納得のいく展開ルートが組めたら、その場でリプレイとして保存しておくと、次に同じ構築を触るときに手順を再確認できますし、デッキ紹介や身内への共有にも使えます。リプレイの保存と共有の手順はリプレイの記事にまとめています。

Duel Simulator の対戦盤面。モンスターゾーンや魔法・罠ゾーン、手札、エクストラデッキが並び、上部にリプレイ保存開始などの操作ボタンが表示されている
Duel Simulator の盤面です。Opener Rate で当たりを付けた構築を読み込み、実際の展開ルートを手を動かして確認します。

ステップ3: duel-logger で実戦の結果を記録する

展開ルートに手応えを感じたら、あとはマスターデュエルで実際に使ってみる番です。使ってみた結果は duel-logger に記録していきます。1戦ごとの体感は勝った試合、負けた試合のどちらかに引っ張られやすいものですが、記録を積み重ねて集計すれば、体感ではなくデータとして構築の強さを評価できます。記録の付け方と勝率の読み方は対戦記録と勝率分析の記事で解説しています。

duel-logger の紹介ページ(/about)に掲載されているサンプルの集計画面。直近件数、種別、期間の絞り込みタブと、状況別勝率として先攻77%(223-65)、後攻35%(110-201)が表示されている
duel-logger の紹介ページ(/about)に掲載されているサンプル表示です。実戦の結果を記録し、集計ページで先攻後攻別の勝率などを確認します(表示内容はサンプルデータです)。

気になる傾向が出たらステップ1に戻る

3つのステップは一直線に終わるものではなく、duel-logger の集計で気になる傾向が見えたら、またステップ1の Opener Rate に戻って構築を見直す、という往復を繰り返すことになります。たとえば、初動率は高いのに実戦での勝率が思ったより伸びない、という場合には、初動そのものよりも、その先の展開の質や相手の妨害に対する受けに課題があることが考えられます。この場合はステップ2に戻り、Duel Simulator で展開ルートを見直しながら、妨害を受けたときの代替ルートまで確認しておくと、次の実戦での判断材料が増えます。

逆に、展開ルート自体はシミュレーター上で問題なく組めるのに、実戦ではその展開にたどり着く前提となる初動が引けていない、という傾向が duel-logger の記録から見えてくることもあります。この場合はステップ1に戻り、初動に関わるカードの採用枚数を Opener Rate で調整し直すのが近道です。デッキ調整は、この3ステップを行き来しながら、数字と手触りと実戦結果を少しずつ揃えていく作業だといえます。